ネジとバネのお話


自社カタログ3弊社は、「冷間圧造」と言う「切粉(キリコ)」などを排出しない方法で、ネジなどの金属製品を製造しています。これは、「コイル材」と呼ばれる針金状に延ばされた線材がコイル状に巻かれた材料を使用する事で、全長が数百メートルから数キロメートル以上もの長さになる材料を、機械を停止せずに自動加工できる製造方法です。
製品の精度が一定して出来上がる事や、自動製造なので量産に非常に適している方法であると言えます。

実は、バネの量産もコイル状に巻かれた同様な材料を使用して製造をしていて、24時間で数十万個も製作できるバネの機械も有ります。

つまり、コイル状に巻かれた線材を自動加工する方法を主力として製造している業界は、「ネジ業界」と「バネ業界」位しかないと言う事です。そんな訳で、弊社でもバネ製品の取り扱いを行わせて頂いておりますが、もう一つの共通点がある事に気が付きました。
どちらの業界でも量産化できるような数量の多い製品は、単価が非常に安く「メーカー泣かせ」である事です。

しかし、ネジもバネも製品の部品構成では「無くてはならない」パーツである事を知っていらっしゃる方は、残念ながらまだ少ないのかなと感じている、今日この頃です。

 

 

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